海上自衛隊の練習艦「かしま」は9月上旬、北極海を約30時間航行した。海自の艦艇が北極圏に入ったのは創設以来初めてだ。冷戦時代は氷の下で米ソの潜水艦が往来するなど緊迫し、自衛隊は近寄ることが難しかった海域だ。55日間にわたる遠洋練習航海の一環だが、今なぜ、北極海へ向かったのだろうか。