衆参両院の予算委員会で新型コロナウイルスの感染拡大下も予算案の審議が続く。今年になって菅義偉首相と関係閣僚が出席した衆参計8回の予算委を分析すると、与野党議員が事前通告した質問項目の3割が実際には質問されなかった。閣僚らの答弁をつくる官僚への依存も過剰になっており、官僚の働き方改革の妨げになるとの懸念が出ている。【関連記事】・・・15日の衆院予算委で立憲民主党の近藤和也氏が「今日はもっとたくさん質問したいことがあった」と述べた。事前に公表した質問要旨では15項目を尋ねる予定だった。実際にはワクチン関連の質問や、要旨になかった総務省幹部が首相の長男から接待を受けた疑惑などに30分の持ち時間の多くを費やした。安全保障関連など9項目は時間切れで質問できなかった。与野党で比較すると、与党議員は事前通告した項目のうち9割近くを実際に質問した。野党議員ではこれが6割に下がる。質問内容と政府答弁