自民党の菅義偉首相(総裁)が総裁選への不出馬を表明したのは17日の告示からちょうど2週間前だった。現職総裁が告示前15日以内に立候補を断念したのは5人目となる。いずれも党内基盤が盤石でなく、求心力が低下した局面だった。総裁選は本来、現職が有利となる。続投をめざす場合は対抗馬が現れず無投票再選になることが少なくない。首相も当初、まず衆院選で勝利したうえで無投票再選の流れをつくろうとした。誤算は